【これから保育士になる人へ】新卒保育士さんの疑問や不安について。

こんにちは。杏です。

保育士になってもうすぐ12年目になります。

12年目にしてようやく全クラスをコンプリートできました

もうすぐ4月。学校を卒業して春から保育士として働き始める人も多いのではないかと思います。

「早く働きたい!」「とにかく不安…」色々な思いがあるかと思います。

私もそうでした(笑)

そんな方に向けていくつか内容をピックアップして書いていきたいと思います。

★保育士のメイク事情についてはこちら

目次

保育士は定時で上がれない説(´;ω;`)

保育士は残業や持ち帰りが多いってよく聞きますよね。

それが離職率を高めたり、復帰を妨げる原因の一つになっているのではないかと思います。

ですが昨今の保育士不足を懸念して、できるだけそうならないよう配慮がとられる動きも見られるようになってきました。

結論から言うと、私の勤めている園ではほとんどの職員が定時で帰っています。

早い人だと定時になって2分以内には園の外にいますからね(笑)

これはどの年齢のクラスであっても関係なく、1人で担任を持っている年長さんの先生でも同様です。

ただ、業務量は正直それなりにあるので定時で上がって持ち帰りをせずに進めるには、時間の使い方が肝になってくるかと思います。

書類・制作準備・保育の計画を立てる・行事準備・掃除…。その他諸々。それを滞る事無く進めるには優先順位を考えて進めていくスキルを磨かなくていけません。

慣れてくると少しずつ要領を掴めるようになると思うので、最初は仕事が早い人の様子を見て真似てみましょう。

ブラックな園に注意!

定時で上がれるかどうかは正直その園の風習による部分があるかと思います。

「保育士なんだから残業するのが当たり前」という考えを園長先生がお持ちであれば、定時になっても上がりづらい空気が出てしまっている場合もあるかと思います。

私自身、新卒で勤めた園は実際にそういう「帰れない空気」がある保育園でした。

平日に友達と会うなんてほぼ無理だったな…(笑)

先輩より先に帰る事もタブーという、今思うと謎ルールに従っていましたね。


今もそのような園はあるかと思いますが、定時退勤を推奨している園も実際にあります。

実際に勤めてみないと見えてこない部分ではありますが、もし必要以上のハードワークで心や体がしんどく感じてしまう場合は、思い切って転職する事も一つの手段です。

責任感がある事は素晴らしい事ですが、保育の為・仕事の為の人生ではありません。

どんなにやりがいを感じていても、1番大切なのは自分自身。

健康な心と体があってこそ、より良い保育に向かっていけると私は思っています。

働きやすい園を探す事は決して「怠け」ではないですよ。

私自身、平日は毎日20時近くまで残業して土日も保育園に行って仕事して、休みなくまた1週間が始まって…というライフスタイルで頑張っていた時期がありました。

日々ヘトヘトでソファで寝落ちする毎日。

休日、友人と遊ぶ予定を組んでも、そこに制作の材料を持参して作業しながら遊ぶなんて事もざらでした。

今思うとそんな働き方は間違っていると思うのに、1番怖いのは「頑張ってる自分、偉い」なんて変に酔ってしまっていた事(笑)

ハードな中でも子どもたちが可愛くて頑張っていましたが、保育について振り返る事もなく、保育の質的には最低だったと思います。

今は定時退勤ができる園に出会えたので、当時のような生活から卒業して過ごすことが出来ています。

もし働いてみて「何か違うぞ」と感じたら、この生活を何年も続けていく事に疑問を感じないかどうかを、1度考えてみるといいと思います^^

上下関係が厳しい説(´;ω;`)

保育士を離れる人の多くが口にする事が「人間関係がストレスで…」

これに関しては、どの業種でもあり得る内容なのでは?とも思うのですが、他業種に比べて女性中心の職場という事でそう思われがちなのかな?と感じています。

確かにありますよ。子どもとだけ接していればいい仕事ではないですからね。

私自身、コミュニケーションはあまり得意な方じゃないので苦労する事は未だにありますが、心掛けている事はあります。

  1. 信頼を失う行動はしない事
  2. 報告や相談をする事
  3. 自分の意見を持ち、必要な場面でしっかり伝える事

    コミュニケーションが得意ではない私は雑談力はめちゃめちゃ低くて、コンプレックスだったりしますが(笑)

    上記の3つは怠らないよう気を付けています。


    『信頼を失う行動はしない』

    これについては難しく考える必要はないです。

    • 提出期限を守る
    • 時間を守る
    • 挨拶をする
    • ルールを守る 等々…。

    もう書くまでもなく人として当たり前の事なのですが、いるんですよ。中にはそれがなぜだかしない人が。

    これ、一つでも怠ると、「え?(‥;)」っていう顔で見られますからね。

    そして少しずつ、「あ~、○○さんに言ってもあれだよね;」という風になってしまうんです。

    怖い話でしょ。(笑)

    「期限を守る」は忙しさを言い訳にしてしまいがちなんだけど、絶対守らないといけないと思っています。

    信頼を失うだけではなく、それによって誰かの仕事が進まなくなり迷惑をかけてしまう事にもつながる可能性があるからです。


    『報告や相談をする』

    ・「何で分かった時点で言わないの?」案件は、思った以上に大事に発展してしまう可能性大です。

    些細な報告を怠らない事、本当に大切です。

    ・保育士は何年やっていても相手が生身の人間という事もあり躓きは必ずあります。

    保育士になったばかりの頃なんてそれこそわからない事だらけですよね。

    保育についての相談、子どもとの関わり方についての相談はどんどんしていきましょう。

    先輩保育士にとっても、頼ってもらえる事はとても嬉しい事です。

    ただし注意です。どの職員も限られた時間の中で業務をこなしているという事を踏まえ、相手の時間を頂く事を自覚した上で相談    をするようにしましょう。

    「え、この間も言ったよね?」は当然ですが、かえって失礼にあたります。

    「聞いてなかったんかーい!」にならないよう、気を付けましょう。

    「先輩に気に入られるためにジャンジャン相談しましょう!」と言いたいのではありませんよ~。

    わからない事や不安に感じる事があった時に、先輩へ声を掛けてみてそこから脱却できるように+それがきっかけでコミュニケー ションにつなげていけるように…という思いを込めて書きました。


    『自分の意見を持ち、必要な場面でしっかり伝える事』

    最初は自分の意見に自信を持つ事を難しく感じてしまうかもしれません。

    経験年数が浅かろうとあなたも保育士の一人。

    新しく入っていたあなただからこそ、疑問に感じる部分が生まれてくる事もあると思います。

    あなたなりの視点で持つ意見、すごく大切です。

    何も発言しないというのは、何も考えていない事とほぼ同じなのでは?と思うのです。

    自戒を込めて書いています。笑

    思っている事は言葉にして伝えなければ相手には届きません。

    積極的に発言できるのがBESTですが、まずは求められた時にはしっかりと伝えられるようにしましょう!

    自分の保育に対する思いを言葉にするようにしていったら、先輩とも雑談の中でクラスの事や気になる子どもの事など、自然と話ができるようになってきました。

    仕事への姿勢も伝えられると思うので、少しずつ「人に伝える事」を意識できると良いのではないでしょうか★


    雑談力0の私も何とかこれで頑張っているので人間関係・上下関係が苦手な人も一緒に頑張りましょう!

    ぶっちゃけお給料って…安いんでしょ…(´;ω;`)

    これについては不安に感じる人多いですよね。

    私自身何度か転職を経験しましたが、これは園によって差がありました。

    3か月間は12万、3か月過ぎたら14万なんて園もありましたしね。

    ここの部分については公務員試験を受けるのも一つの手段なのかなと思います。

    私の同僚は私立園に勤めていましたが、アラサーで猛勉強して公立の保育士さんになりました。

    その道に進んだ人は3人くらいいたかな。

    年齢制限は自治体によって違うと思うので、気になる方は調べてみて下さい。

    私自身はずっと私立園で勤めていますが、新卒でもらっていた月収より5万ほど上がったかな~と思います。

    今は保育の求人も色々出ているみたいなので、お給料に不安がある方は比較しながら検討していくと良いかと思います。

    「就職先決まるかな?」とドキドキする気持ちでいっぱいだと、無事に決まった時に嬉しさも倍増♪だと思います。

    「雇ってもらえる(´;ω;`)」これは事実ですし、この気持ちを否定する気持ちはないです。

    が、『雇ってもらえる』側だからと言って弱者では決してない事は忘れないでくださいね。

    選ぶ権利があるという事をどうか覚えていてください。

    せっかく就職先が決まったから…と自分自身を無理に納得させるのではなく、疑問や不安を感じたら多園の情報収集をする事も必要です。

    保育士を続ける理由

    冒頭でも書いた通り、今年で保育士になって12年目を迎える私。

    今回の記事では新卒保育士さんが気になっているんじゃないかな?と思う事について触れてみました。

    どんな事もわからないと不安に感じますよね。そう思って書いた記事でしたが、かえって不安を煽ってしまっていないかな?

    ちょっと心配。

    私自身は保育から離れたいと思った事は1度もなくて、これからも保育に関わる仕事は続けていきたいと思っています。

    保育の仕事は奥が深くてとても魅力的だと思って12年近くドハマりしている所です。

    飽きっぽい私が少しも飽きず、やればやるほどワクワクしたり、もっと知4りたいと学ぶ気持ちがわいてきたり、自分の関わりで子どもたちが笑顔で過ごす様子を見られる事が幸せで。

    【ドハマり】という言葉は厳密に言えば不適切かもしれませんが、私にとってはそれぐらいドンピシャにはまった職業だったのだと思います。

    実際問題「楽しい」「可愛い」「幸せ」だけではありません。

    ここは正直に書きます。12年近くやっていても、上手くいかず落ち込む事もあります。

    でも、マイナス面を踏まえても私はやってきて良かったと思っているし、この先も続けていきたいと心から思います。

    保育士の離職率が懸念される世の中ですが、1人でも多くの人に保育士という仕事に興味を持ってもらえたり楽しさや嬉しさを共有したりといった事ができたら嬉しいです。

    保育士になって10年以上経った今も当然ですがまだまだ勉強が必要です。

     

    日々の保育に追われがちですが、時々ゆっくりと保育を見直す時間を作っています。

    ただ闇雲に自分の保育を振り返るのではなく、指針に沿って見直す事が大切だと感じています。

    これから保育士になる人も、すでに保育現場で働いている人も、共に頑張って行きましょう♪♪

    よかったらシェアしてね!

    この記事を書いた人

    保育士になってもうすぐ12年目の杏です。
    海/自然/読書/断捨離/子ども/保育/製作が好きです^^

    コメント

    コメントする

    目次
    閉じる