妊活に必要な栄養素のひとつ。鉄。
では鉄の役割とはどんなものが挙げられるのでしょうか?
鉄の役割とは?
- 赤血球を作る
- 体内に酸素を運ぶ
- 粘膜を作る材料になり、子宮の環境を整える。
もちろん他にもあるのですが、今回は妊活に特化し、この3つを挙げていきます。
粘膜の役割って?
前述した粘膜について触れてみたいと思います。
粘膜はクッションの役割を果たします。
鉄が十分に足りていれば、子宮内の粘膜は着床しやすいふかふかのベッドに。
反対に鉄が足りていないと、子宮内膜の材料が足りずに、硬くて寝心地の悪いベッドになってしまいます。
どういう事かというと、受精卵が着床しづらい粘膜という事です。
鉄欠乏の女性が多い!
鉄が妊娠に大きく重要な役割を果たすのにも関わらず、ほとんどの女性が鉄欠乏であると言われています。
通常の健康診断では「貧血」と診断される事がない女性でも、実は鉄欠乏の方が多く潜んでいるのです。
通常の健康診断では見逃してしまいがち
通常の健康診断で調べているのは赤血球に含まれるヘモグロビンや、血液中の赤血球の割合を示すヘマトクリット等の数値のみ。
これだけでは「隠れ貧血」を見逃してしまうのです。
フェリチン値を調べよう!
難しいカタカナばかりでよくわからなくなってきますね^^;
よく例えられるのが、以下の通りです。
ヘモグロビン=財布のお金
フェリチン=銀行に預けているお金
そもそもフェリチンというのは貯蔵鉄と言われていて「潜在的な鉄欠乏」というのはフェリチンが少ない状態の事を言うんです。
貯金している鉄が少なかったとしても、お財布にさえ鉄が入っていれば健康診断では引っ掛からないという訳なんですね。
という訳で、通常の健康診断でクリアできてもフェリチン値を調べてみると数値が低かった…なんて事も大いにあり得るのです。
毎月失われる鉄
女性が生理があるので、何もしなくても毎月鉄が失われていきます。
どのくらい失われるかと言うと、妊娠前であれば、1日2mg。
妊娠中の女性であれば、最低1日4mgは必要になってくるそうです。
大きな役割を持つのにただでさえ失われる鉄。
意識して摂るようにしたいですね。
妊娠と鉄について
お腹の赤ちゃんには、お母さんから優先的に鉄をもらう仕組みが備わっているのだそう。
その為、貧血になったり心臓肥大を引き起こす等、お母さんの体にダメージが出やすいのです。
また、鉄欠乏のまま妊娠してしまうと、お母さんだけではなく、赤ちゃんも栄養不足になってしまいます。
鉄欠乏が与える赤ちゃんへの影響は?
赤ちゃんにとっても鉄欠乏は深刻です。
- 早産
- 低体重
- 未熟児
等で産まれる可能性があります。
お母さんの体、赤ちゃんの体。
どちらを思っても、妊娠前から鉄欠乏を改善しておくことが大切だという事がわかりますね。
鉄を摂るには
鉄を多く含む食材について触れていきたいと思います。
【ヘム鉄】
牛レバー・豚レバー・鶏レバー・牛モモ赤身肉・鴨肉・豚肉・鶏肉・コンビーフ・カツオ・サバ・イワシ・煮干しなど
【非ヘム鉄】
アサリ・ホタテ貝柱w・ほうれん草・小松菜・ひじき・大豆・豆腐など
ここで出てきた【ヘム鉄】と【非ヘム鉄】。
皆さん聞いた事はありますか?
ヘム鉄:タンパク質と結合している物
非ヘム鉄:たんぱく質と結合していない物
鉄にはこの2種類があります。
吸収率がいいのはヘム鉄
たんぱく質と結合しているかどうかの違いと言われてもピンときませんよね。(私だけ?笑)
ヘム鉄と非ヘム鉄の大きな違いは吸収率です。
その差は何と、5~10倍。
どちらが吸収率が良いのかというと【ヘム鉄】
どんな食材に含まれるかは上記の表を参考にしてみて下さい。
注意!!!
非ヘム鉄は吸収率が悪いから摂らなくてOKもしくは摂らない方がいいという事ではありません。
1日に必要な鉄を補うには、効率がいいのはヘム鉄ですよ~っていう話です。
また食事だけで補うのが難しい場合、サプリを活用するのもおすすめです。
私はこの鉄サプリを飲んでいます。
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サプリによっては添加物たっぷりの物もあるようなので、良く調べてからチョイスする事をお勧めします。
鉄を摂って健康な妊婦さんへ
私自身妊活中という事で色々な本を読んで探り探り体と向き合っているところです。
健康な妊婦さんを目指す事が、妊娠以前に健康な心と体を作る事にもつながると思うので、これからも取り組んでいきたいと思います。
今回の記事ではこちらの本を参考にさせて頂きました。
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7鉄はもちろんその他の栄養についても詳しく載っていますのでぜひチェックしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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