【フレンチブルドッグ】注意したい病気とその予防

こんにちは。犬が好き過ぎて保護犬カフェに通い始めた杏です。

保護犬カフェには様々な犬種のワンコがいるのですが、フレンチブルドッグは個人的に最近とても興味深い犬種。

(もちろんどのワンちゃんも可愛すぎて選べないですが)

愛くるしいお顔とマイペースな姿、周囲に興味がなさそうに見えるのにヤキモチを焼いたり甘えたりする姿。

どれも可愛くて気が付いたらフレンチブルドッグに魅了されまくりの私です。

フレンチブルドッグと触れ合う度に飼いたい気持ちが溢れて、少しずつではありますがフレンチブルドッグについて学んでいるところです。

今回はフレンチブルドッグの記事、第3弾。

第1弾はこちら♪

第2弾はこちら♪

フレンチブルドッグがかかりやすい病気とその予防についてお伝えしていきます。

どんなところに気を付けながら一緒に過ごしたらよいのか、事前に知識を取り入れる事はとても大切だと思うので、フレンチブルドッグをいつか家族に迎え入れたいと考える方は、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

目次

1.フレンチブルドッグ:呼吸器系の問題

フレンチブルドッグは短頭種であるため、呼吸器系の問題を抱えやすいです。特に、短頭種気道症候群(BOAS)が一般的です。

では【短頭種】とは一体何なのでしょうか?

短頭種とは?

短頭種とは鼻先が短く、顔が平らな犬種を指します。この特徴的な顔立ちは、骨格の構造や軟組織の配置によるもので、一般的に以下のような犬種が含まれます。

短頭種の代表的な犬種

  • フレンチブルドッグ
  • パグ
  • ボクサー
  • シーズー
  • ペキニーズ
  • ボストンテリア
  • ブルドッグ

短頭種の特徴

  • 短い鼻と平らな顔: 短頭種は、鼻が短く、顔が平らに見えます。これにより、特有の愛らしい外見が生まれます。
  • 大きな目: 短頭種は一般的に大きな目を持ち、表情が豊かです。
  • しわ: 多くの短頭種は顔にしわがあり、このしわがさらに独特な見た目を作り出しています。

      短頭種気道症候群とは?

      今回の章で紹介した短頭種気道症候群について解説します。

      「短頭種気道症候群」と言われてもピンときませんよね(._.)

      漢字を見ると何とな~くわかるような気もしますが…。

      短頭種気道症候群(Brachycephalic Obstructive Airway Syndrome: BOAS)とは、短頭種(鼻が短く、顔が平らな犬種)に見られる呼吸器系の問題の総称です。

      この症候群は、犬が正常に呼吸する能力に影響を与え、生活の質に大きな影響を及ぼします

      短頭種気道症候群(BOAS)の症状

      BOASの症状は、軽度から重度まで様々です。一般的な症状には以下のものがあります。

      1. いびき:睡眠中や安静時にいびきをかくことが多いです。
      2. 喘鳴(ぜんめい):呼吸時に喉が狭くなることで、音がすることがあります。これは特に興奮したり運動したりしたときに顕著です。
      3. 呼吸困難:特に運動後や暑い日には呼吸が困難になることがあります。
      4. 運動不耐性:運動後に疲れやすく、すぐに息切れすることがあります。
      5. 青白い歯茎:酸素不足により歯茎が青白くなることがあります。

      短頭種気道症候群の原因

      短頭種気道症候群の主な原因は、チャームポイントでもあるあの可愛い独特な顔の構造。具体的には次のような要因が関与しています。

      1. 短い鼻:短頭種は鼻が短く、鼻腔(鼻の内部の空間)が狭いため、空気の通り道が制限されます。
      2. 狭い鼻孔:鼻孔が狭いため、空気の取り込みが困難になります。
      3. 長い軟口蓋:軟口蓋(口の奥の柔らかい部分)が長すぎて気道をふさぎやすくなり、呼吸を困難にします。
      4. 気管の狭窄:気管(気管支の一部)が狭いため、空気の流れが制限されます。
      5. 口蓋裂(口蓋にある裂け目):口蓋裂がある場合、食べ物や液体が気道に入りやすくなり、呼吸困難を引き起こすことがあります。

      短頭種気道症候群(BOAS)の治療と管理

      BOASの管理には、生活環境の改善や獣医による治療が含まれます。

      1. 体重管理
        • 過体重は呼吸器系に負担をかけるため適切な体重を維持することが重要です。
      2. 環境管理
        • 暑さや湿気を避け、涼しい環境で過ごさせるようにします。特に夏場はエアコンを使用し、適切な室温を保ちましょう。
      3. 運動の制限
        • 激しい運動は避け、適度な運動を心がけます。特に暑い時間帯の運動は避けるべきです。
      4. 手術
        • 重度の場合、手術が必要になることがあります。例えば、軟口蓋の一部を切除したり、鼻孔を拡張したりする手術があります。
      5. 定期的な健康チェック
        • 獣医による定期的な健康チェックを受け、早期に問題を発見し対処することが重要です。

      暑さに弱いフレンチブルドッグですが、室温管理と合わせてこんなマットを用意してあげるとより快適に過ごせるかと思います。

      先代のワンコにもひんやりマットを買った事がありますが、夏場はよくそこでお昼寝をしていました。

      ただひんやりマットの類は滑りやすい物が多いので使用の様子をよく見てあげる事が大切です。

      上記のマットは顎を乗せられるように作られているので寝心地が良さそうです☺

      先代のワンコも顎を乗せられるマットを愛用していました🐶ぜひご自宅のワンちゃんに合う物を検討してみてください^^

      2.フレンチブルドッグの皮膚トラブル

      フレンチブルドッグは皮膚が敏感で、アレルギーや感染症にかかりやすいです。アトピー性皮膚炎やマラセチア皮膚炎がよく見られます。

      予防法

      • 定期的なシャンプー: 専用のシャンプーを使って定期的に洗い、皮膚を清潔に保ちます。
      • アレルギー対策: 食事や環境のアレルゲンを特定し、避けるようにします。
      • 定期的な検診: 皮膚の状態を定期的にチェックし、異常があれば早期に対処します。

      皮膚トラブルが起こりやすいフレンチブルドッグには、アレルギー対応のシャンプーがおすすめです。

      無着色・無香料など低刺激の物や保湿性の高いシャンプーを使うと良いでしょう。

       

      すでに皮膚炎の症状が見られる場合は治療に特化したシャンプーの利用も検討してみてください。

       

      [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

      マラセブ シャンプー 犬用 250mL(動物用医薬品)【あす楽】
      価格:2,263円(税込、送料別) (2024/6/29時点)

       

      いずれもかかりつけの獣医師さんに相談してみる事をおススメします。

      また過度なシャンプーは皮膚を乾燥させる可能性があるので、月に1~2回の使用が◎です。

      3. フレンチブルドッグの関節問題

      フレンチブルドッグは股関節形成不全や膝蓋骨脱臼などの関節の問題を抱えることがあります。

      予防法

      • 適切な運動: 適度な運動で筋肉を強化し、関節への負担を軽減します。
      • 体重管理: 過体重は関節に負担をかけるため、体重管理が重要です。
      • 栄養補給: 関節に良い影響を与えるサプリメントや栄養素を含む食事を提供します。

      4. フレンチブルドッグの目の病気

      フレンチブルドッグは目が大きく、眼球突出が見られるため、乾燥や傷つきやすいです。チェリーアイや角膜潰瘍がよく見られます。

      予防法

      • 定期的な眼のチェック: 目の異常を早期に発見し、対処するために定期的にチェックします。
      • 目のケア: 乾燥を防ぐために適切な目薬を使用し、清潔を保ちます。
      • 事故防止: 目を傷つける可能性のある状況を避けます。

      5. フレンチブルドッグの消化器系問題

      フレンチブルドッグは消化器系の問題、特にガスが溜まりやすいことが知られています。

      予防法

      • 食事管理: 高品質で消化しやすい食事を提供し、適量を守ることが重要です。
      • 食事の頻度: 一度に大量の食事を与えるのではなく、少量を頻繁に与えることで消化を助けます
      • ストレス管理: ストレスが消化器系に悪影響を及ぼすことがあるため、リラックスした環境を提供します。

      まとめ

      • 体重管理をする
      • 暑さ対策をする適度な運動を行う
      • 低刺激のシャンプーを月に1~2に回行う
      • 関節に良い影響を与える食事やサプリを取り入れる
      • 目の感想を防ぐため、適切な目薬を使用する
      • 高品質で消化しやすい食事を提供する
      • 消化を助ける為、食事は少量を数回に分けて与える
      • 定期的な受診を心掛け、病気の早期発見に努める

      もっと詳しく書きたい部分がいっぱいありますが、また別の記事で紹介したいと思います。

      事前に知っておくことで対策できる事があり、飼い主様自身も不安を解消できますし、何よりもワンコの健康を大切にする事につながっていきます。

      1つでも参考になるものがあると嬉しいです。

      最後まで読んで下さりありがとうございました☺

       

        よかったらシェアしてね!

        この記事を書いた人

        保育士になってもうすぐ12年目の杏です。
        海/自然/読書/断捨離/子ども/保育/製作が好きです^^

        コメント

        コメントする

        目次
        閉じる